ストレス指標としての肩甲骨

① 肩甲骨は背中を動き回っている

背中にある肩甲骨は肩先で鎖骨とつながっているが、それ以外は宙に浮いた状態で肩甲骨につながる筋肉の状態によってその位置を上下左右に変化させています。例えば、肩こり筋と言われる肩甲挙筋や僧帽筋が緊張すると肩甲骨は全体に上に上がります。いわゆる怒り肩の状態になります。また、遠くにあるものを取ろうと手を伸ばしたときには肩甲骨は体の中心から離れて体の端に寄っていきます。肩甲骨は上下左右だけでなくくるっと廻旋するなど肩甲骨の周りの筋肉の伸び縮みによって多様な動きをしているのです。

② 肩甲骨はストレスに弱い

目に見えないストレスですが、肩甲骨をチェックすることでストレスを見ることができます。例えば、落ち込んでいるときや体が疲れたときは腰も背中も曲がって体に力が入らない状態になります。このとき肩甲骨は背骨から離れて体の端に寄っています。また、とても怒っていたり、緊張しているとき、肩が凝って痛いときには肩が上がって見えますが、このときの肩甲骨は背中の上の方に上がっています。自分では感じていないちょっとしたストレスも、肩甲骨の位置変化によって知ることができます。肩甲骨は心のストレスや体のストレスの両方を映し出す鏡なのです。

③ 肩甲骨は上半身のバランスの要

肩甲骨は体の上半身のバランスに関与しています。肩甲骨の位置の変化は両腕の位置も変化させます。これは肩甲骨につながる筋肉は同時に腕を動かす筋肉でもあるからです。また、肩甲骨につながる筋肉は腕以外にも腰や背骨、首や胸などにもつながっています。肩甲骨を動かせば肩甲骨につながる全ての筋肉の緊張状態が変化して、腕や頭の位置変化、背筋や拮抗筋の腹筋の緊張状態の変化など上半身全体のバランスが変化するのです。

④ 肩甲骨のロボットへの応用

T3 Methodでは肩甲骨とバランスも研究しています。上半身のバランスに関与する肩甲骨の位置変化が全身のバランスと位置変化が関連していると我々は考えています。肩甲骨のバランス・アルゴリズムが完成すれば、ロボットへの応用も可能と考えています。現在の二足歩行型ロボットは歩行バランスに上半身はほとんど関与せず、下半身で行っているものがほとんどです。また、腕の動きは肩関節で行うものが多く、肩甲骨は考慮されていません。二足歩行型ロボットに限らず、肩甲骨の動きを取り入れたロボットは今までより大きな可動域を獲得し、より人間に近い動きが可能になると思われます。

有限会社MAIDOではこれらの基礎の研究データを取るために肩甲骨の位置変化を測定する器具を研究・開発して特許を申請しています。

⑤ 肩甲骨位置測定器具(特許申請中)

有限会社MAIDOでは肩甲骨の位置変化を測定する肩甲骨位置測定器具の特許をアメリカと日本で申請中です。肩甲骨をX軸とY軸の2軸で位置の変化を簡易な方法で測定します。詳しくは弊社までお問い合わせください。

 

日本:【肩甲骨位置測定器具及び肩甲骨位置測定方法】

 特許出願番号:特願2015-047846

U.S.A.:【The SCAPULAE POSITION MEASURING DEVICE AND METHOD】
 Pub. No. : US 2015/0289784 A1 
特許顧問弁護士:DAVID R. MCKINNEY
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掲載されている脳の関連図は有限会社MAIDOに帰属します。