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脳がストレスを感じている

① 脳は心と体の司令塔

人間は目や耳、肌などの五感から入ってくる情報を脳で処理しています。脳に入ってきた情報はカテゴリーごとに分解・処理されて「話す」「動く」「感じる」など刺激に対応した反応が生み出されます。ストレスもこうした脳の反応の1つです。※図004参照

脳は人間が動いたり、感じたり、何かを考えたりする司令塔です。脳の機能が失われると話すことや聞くことが困難になったり、体を満足に動かすことが出来なくなります。中には脳の損傷によって別人のように人格が変わる場合もあります。脳は心と体の両面を裏から支えている司令塔なのです。私たちが喜んだり、腹を立てたり、悲しんだり、ストレスを感じるのも脳の反応の結果なのです。

② 脳のクセがストレスを生む

脳 ストレス 情報処理

脳では様々な情報が分解・再構成されています。その情報は大きく分けて2つに分けられます。1つは心、もう1つは体の情報です。喜怒哀楽などの感情や論理的に考える力など心を司る部分、体を動かしたり、昼ご飯を消化するなど体を司る部分など分野によって脳の働く場所が違います。脳は常に変化し続ける心や体の情報に対応して適切な指令を出して心と体を動かしています。その反応には個人差があり、その違いが笑いのツボが違うなどの個性を生み出してもいます。

 

もし、脳が出す指令が間違っていたら、どうなるでしょうか。

脳での情報処理の過程にバグが生じて適切な指令が出せなくなってしまったら、心も体も適切な動きや判断ができなくなってしまいます。笑うべきでないときに笑ってしまったり、同僚は何ともないのに自分だけストレスを感じたり、いつも肩が凝って腰が痛いなど、心と体にストレスを感じる状態が起きてしまいます。

 

心に不都合を引き起こす脳のクセは認知行動心理学では"考え方のクセ(認知バイアス)"と言われています。考え方のクセは個性にもつながるのですが、それが心のストレスを生む温床にもなります。また、体を動かす脳のクセは、バランスの悪い歩き方や肩こりや腰痛を生む姿勢を形作って体のストレスを生みだします。脳のクセは心と体のストレスを生みだしているのです。

③ ストレスの種類を知ろう

ストレスには大きく分けると心のストレス体のストレスの2つに分かれます。

1つは仕事が辛い人間関係が上手くいかないなどの心のストレス。もう1つは肩が凝る胃が痛い疲れやすいなどの体のストレスです。

心のストレスも体のストレスも脳が感じているストレスですが、心のストレスも体のストレスも細かく分けると、図のようにさらに2つに分かれます。心のストレスはコミュニケーション能力論理的思考力に、体のストレスは未病病気に分かれています。

 

自分が感じるストレスがどこに当てはまるか分かればストレスに適切に対処できるようになれます。あなたの感じているストレスはどこに当てはまるか考えてみましょう!

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